お正月
明けましたね。
いやー、見事に明けましたよ。
年もね、2018回も明けてれば、またかって気分になってると思いますが
こちらも28回明けてますからね、おいらだってまたかって思いましたよ。
まあ、毎年似たようなもんですけどね。どうぞ今年もよろしくお願いします。
しかし、お正月にかける思いというか、正月へのハードルってこんなに低かったっけ?って最近思い始めた。
子どもの頃はもっとお正月って一大イベントというか、散々準備して整えて迎えるものだったような気がする。
例えば年賀状。
あいつも一枚一枚干支の絵をかいて(当時家には印刷機やプリントゴッコがなかった)、文章を入れて送るという作業を何十枚もしていた。
そういえば、皆さんプリントゴッコはご記憶にあるだろうか?
機械上部にインクをセットし、はがきを機械の間に入れる。
蓋閉めるとインクが決められたか形にあふれ出し、絵ができる代物である。
※プリントゴッコイメージ図
今の印刷機とは違い、一枚一枚パンを焼くように作業しなければならないのでえらく時間がかかる。それでも手書きよりは楽だったらしい。
手書きのおいらは、何週間も前から干支を準備を行っていた。
それから掃除である。
掃除には、掃除をするための準備から始める。
具体的には「いらない物を捨てる」「取っておくものは片づける」という作業だ。
この作業を行った後、一年に一度の窓掃除、壁を箒ではたく、床にワックスがけをし、障子を張り替える。
このワックスというのが臭かった。
学校でもたまにワックスがけをするのだが、そのワックスより質が悪いのか、ワックスをした日は一日中ワックスのにおいが家でするのだ。
さらにおせちである。
何から何まで作り、お重に詰め、さらに千両やら松やらを買いに行き、家に飾り。。。
やっぱり12月はずっと忙しかった気がする。
師走と言うがどうも一般人もそれ相応に忙しい気がしていたものだ。
去年はついに年賀状を書かなかった。
おせちも通販で買い、掃除も
そもそもそんなに家にいないので汚れてもいなかった ため軽くですませた。
周りの店もそんな気がする。
3が日くらいはどの店も昔は閉まっていた気がするが、今では2日からお店は開けている。親戚一同が集まったため、2日の夜になるとおせちもなくなり、遠くのコンビニまで寒空の中歩いて晩御飯を買いに行く光景はもうないのだ。
世の中、それだけ便利になったということである。
しかし、NHKのゆく年くる年でも、1月1日になった瞬間の各地のイベントをやるようになっていて、少しさびしい気がした。
あの番組だけは、どこか時代はずれの「ゴーン」という鐘の音だけで番組を構成してほしかった。