対岸に火をつけろ

身長120cmの社会人。まだ誰のものでもありません。

【ブックレビュー】 小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017

※一部ネタバレを含みます

 

2017年の政治を誰か一人挙げるとすればこの人だろう。

小池百合子、現東京都知事(2017年現在)。

 

女性初の東京都知事にして、目下にせまる東京オリンピックという大きな問題に挑む政治家である。今年は特に、希望の党を設立、代表にまでなった方である。

ただ、申し訳ないがおいらは政治については詳しくないので、簡単に小池知事の経歴をwikipediaから引用するにとどめたい。

 

アラビア語通訳士、ニュースキャスターを経て政界へ

その後は日本新党新進党自由党→保守党→保守クラブ自民党と政党を転々とし

都民ファーストの会希望の党を設立に至る

政党を転々とすることから「政党の渡り鳥」などと呼ばれることもあった

ということである。

 

そういえば、書いていて思い出したが

おいらがせいぜい小池知事について知っていることとすれば

トルコ人留学生のヌスレット・サンジャクリさんが現「ソープランド」のことを「トルコ風呂」と呼んでいたことに対し抗議をしていたのを支持していた、ということである。

これはのちに当時の渡部恒三防衛大臣の指摘により、呼び名が「ソープランド」へと変更になった。

 

まあ、そんなことはどうでもよい。

今日はブックレビュー、そんな小池知事の写真集という物件である。

 

ということで、買ってみました。

発売週は何と他のアイドルたちを抜いてオリコン写真集部門第一位であったそうな。

数千部であったらしいが。売れているから正しいわけではないが、売れている以上、どこかに需要があったらしい。

 

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中を開いていくと、まずあらわれるのが

ワンちゃん片手に微笑みの小池知事である。

 

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「もったいない」という言葉と共に微笑みである。

 日本とTOKYOはこの気持ちから始まる、らしい。本当か?

 

実は、この小池知事のもったいない、今に始まったことではない。

2008年には「もったいない日本」という本まで出している。

最近も、オリンピック関連でもったいないを連発していたし、世界語にしたいとまで言っているから、おそらく昔からの思想なのだろう。

 

いや、素晴らしい精神であることは間違いないのだが、

これを見たときおいらにはどうしても「もったいないばあさん」が出てきてしまうのである。

 

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※画像はamazonより

 

さてページをめくると、ここからが本編というが如し

若かりし頃の小池知事の登場である。ここから先、幼少期の激レア写真や学生時代の写真、温泉写真や入院時のすっぴん写真といった激レア写真が目白押しになっている。 

 

 

ここでは最初の方に掲載されている写真を1枚だけ載せたい。

 

冷蔵庫を開けている一瞬を切り取った写真

 なんというオフショットであろうか。

 

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冷蔵庫のラインナップは牛乳、コーラ、水、ワインである。

欧米人のような暮らしぶり。カイロに行っていた時期もあるそうで、そういう影響かもしれない。しかし、ビールはないのだろうか。

 

 

写真集の一つの目的として被写体の素顔を見るという機能があると思う。

インスタやアイドル写真集など綺麗な写真が多くなっている中で、あえて原点に立ち返って「素顔」に焦点を当てた本作はなかなか見ていて面白い。

 

意味付けをすることが多くなっている昨今、どうしても事が政治家とあれば意味づけしたくなるのが常であるが、眺めるにはいい作品のような気がする。

ま、個人的には臥薪嘗胆ヘアをもう少し見たかったけど。